先日、子どもへの新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国知事会と厚生労働大臣の意見交換にて、保育園児のマスク着用について「前向きに進めていく」との見解が示されたことがニュースになっておりました。
上記の件を受け、早急にキートス全園の方針について検討を重ねてまいりました。
まずはキートスの嘱託医である小児科医3名に子どもたちのマスク着用について、ご相談したところ、以下のご意見を頂きました。
〈0.1歳児〉
苦しくても自分で外す事ができず、窒息等の危険がある為、着用しない方が好ましい。
〈2歳児以上〉
着用する場合は以下に留意すること。
・戸外遊びの際は着用しても良いが、息苦しそうにしている場合は外した方が良い。
・食事等でマスクを外した際には、鞄などに入れるのではなく、袋やマスクケースに一時的に保管が望ましい。
・窒息予防の為、睡眠時は着用しない。
現在お子様をお預かりしている中で、ご家庭のご希望でマスクを着用しているお子様もいらっしゃいます。
活動等で走った後だと息が苦しくてマスクを外したり、話しにくさや声が通らない事でマスクを外す子どもたちの姿が見受けられます。保育者の視点からは、子どもがマスクを着用していると表情・顔色が読み取れず、体調の異変に気付くことが遅れる不安がございます。
マスク着用のまま嘔吐した際には、咄嗟にマスクを外すことが困難なため、窒息してしまう危険があります。
また自分の声が先生やお友達に届きにくくなることにより不安感を抱く子どもも出てくると考えられます。これらのことを鑑みて、現状は園からマスクの着用を一律にお願いすることは考えておりません。
しかし、今後国や自治体からの指示があった際には、その指示に沿って対応をご案内いたします。
また、進展がございましたら随時お知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。今後も引き続き、コロナウイルスの感染拡大防止に最大限努めるとともに、お子様にとってより安全な方法を、専門家や自治体に相談しながら検討を重ねてまいります。
キートスチャイルドケア・キートスベビーケア
統括園長 日向美奈子