お知らせ

保育のいま「自分ごとと捉える子どもの園バスへの置き去りや熱中症の事故について」

こんにちは。統括園長の日向 美奈子(ひゅうがみなこ)です。

今回はこれから本格的な夏シーズンに突入するにあたり、子どもの園バスへの置き去りや熱中症の事故について、私なりの考えをお話ししたいと思います。読んでいただけた方の保育への意識が少しでも変わったり、防げるはずの事故が一つでもなくなる一助になれたら嬉しいです。

◾️通園バスを持たない保育園も考えるべき義務化

園バスに園児が取り残されて命を落とした事故を受けて、2023年4月1日より、幼児等の所在確認と送迎用バス等への安全装置の装備が義務化されました。
私たちキートスは園バスを1台も所有しておりませんが、この事故からの義務化に対して「関係ない」とは思っておりません。
「うちの園には園バスはないから」と他人事で終わらせてしまうことを危惧しました。
本質的な意味を間違えると、せっかくの義務化で目指す園児の安全対策の向上に繋がらないですし、今回の義務化は全ての保育園、さらには子どもに関わるすべての方が考える必要のあることだと感じております。
私は置き去り事故で見えた課題として、これまで保育士の目や経験だけが頼りで危機管理や安全性の可視化が出来ていなかったことにあると思います。
どこに危険が潜んでいるのか?さらに危険がいつ現れるのか?危険が起こりそうな時にどう対処するのか?
テクノロジーの発展に伴い、これまで見つけることも、受けとることもできなかった危機管理や安全性の可視化が可能になってきています。

◾️自分の事として捉えた“見守りバンド”と“連絡アプリ“の開発

2022年の事故を受けて「自分たちだったらどう対応するのか」「自分たちだったらどう防ぐのか」を常に考えていました。
場所や空間の把握や監視の問題ではなく、1人ひとりのこどもを守るための安全対策を根本から見直して、危機管理や安全性の可視化できるシステムの導入に辿り着きました。園児のお預かり状況をデータで管理・把握する“連絡アプリ“を2023年に自社開発。さらに、園児の身体の不調の変化を可視化できる“見守りバンド”を2024年に導入いたしました。

子どもの安全対策の向上は常に考えており、現在も最新テクノロジーの導入やアプリ開発を推進し子どものデータの活用することで、未来の子どもの命を守ることができる可能性があると考えております。

課題やテクノロジーだけでは補えない部分もまだまだ多いですが、少しずつ新しい保育の可能性を感じることが増えてきたと思います。
「こんな事をやっている保育園があるんだ!」「うちの園でも導入できそう!」「自分たちの技術を活かすことができそう!」など、社内ブログの小さい発信でも、きっと誰かに届いてくれる事を恥ずかしながら期待しています。

これからもリアルな現場の声を届けていきながら、保育業界の発展の一助になれたらと思っております。
私たちの詳しい活動内容や導入事例などにご興味を持っていただけましたら、ぜひプレスリリースを読んでみてください。

 

【プロフィール】

日本一バズる保育園を創った園長 日向 美奈子
“三刀流!保育園経営✕保育士✕現役大学院生 “

【職歴】
2010年 株式会社ハイフライヤーズ設立
千葉市認可保育園7園/成田市認可保育園4園
役職:保育運営本部本部長 キートス統括園長

【学歴】
1997年 聖徳大学短期大学部保育科卒業
2020年 聖徳大学児童学部児童学科 児童心理コース編入 2022年 卒業
2022年 聖徳大学大学院 通信教育課程 児童学研究科 児童学専攻 博士前期課程 入学

【所属】
一般社団法人日本保育連盟(理事)
日本こども虐待防止学会

保育業界に関する事なら何でも取材、撮影お任せください。
現場に立つからこそ伝えられる情報をお答えします。

 

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